東京の下町界隈も、常磐線沿線は一段と庶民的で、物価も安く、魅力的なお店もたくさんあります。今日は北千住からちょっと歩いたところにある、激安で家族的なラーメン屋さんのりんりんを紹介します。
北千住の街並み
北千住駅から日光街道に向けて歩いていくと、下町らしい活気にあふれた宿場通り商店街や、上の写真の大橋眼科医院などがあり、眺めながら歩いていると飽きません。寄り道してしまうと目的地にたどり着けなくなりそうです。
りんりん
そんな街中を抜けて、日光街道の信号を渡り、左折して100mほど歩くと、りんりんに到着します。店内はカウンターのみ8席のこじんまりとしたお店で、カウンターに囲まれた形で厨房があります。片隅には餃子の持ち帰りカウンターがあり、隣でおばあちゃんがひたすら餃子を包んでいるのが見えます。
メニュー
このお店、1年に1回ぐらい通っていますが、少しづつ値上げがされています。最初に行った時には、餃子とラーメンを食べてワンコインだったのですが、そのうち、ワンコインに収めるには焼きそばと餃子にしなくてはいけなくなり、いまは餃子付きでワンコインになるメニューは無くなってしまいました。原材料、人件費高騰、かつ消費税が上がっていますのでやむを得ないと思います。今のラーメン+餃子の630円も、世間相場から見たら十分安いです。
壁にはサインがいっぱい
メニューの下には、取材を受けた際の芸能人やアナウンサーのサインが並んでいました。最近、街歩き食レポの番組ってすごく多いですものね。
ラーメン+餃子
ものの5分としないうちにラーメンと餃子が並びました。このスピーディーさ。せっかちな下町育ちの要求をきちんと受け止めています。かと言って、作り置きをしている訳では無く、注文を受けてから作り始めています。
餃子
餃子は1人前6個入り。皮は薄目でぱりぱりした感じに焼いています。中に包まれた餡は多め、肉よりキャベツやネギなどの野菜が多めで、さっぱりした味付けになっています。
肉汁じゅわっっという感じの餃子ではないのですが、優しい味で安心できる、家庭的な味の餃子です。実家の母が作る餃子というイメージです。
ラーメン
ラーメンもシンプルを極めています。透き通った鶏ガラベースのスープに、チャーシュー1枚、メンマをひとつまみだけ。そのシンプルさがたまらないです。
麺は中細麺で、あっさりとした味のスープにすごくマッチしています。これはもう醤油ラーメンの完成形ですね。お店の人も家族でやっている雰囲気で、家庭料理的な感じに好感が持てました。